- 「FXって聞いたことあるけど、なんだか難しそうでイマイチなんのことだか分からない・・・」
- 「FX投資はリスクが大きいって聞いたことあるけど、大丈夫なのかな・・・」
- 「FXを始めるにはどうすればいいんだろう・・・」
この記事を読まれている多くの方はこのような悩みを抱えているのではないでしょうか。そこで本記事ではFXの基礎知識から始め方まで、初心者の方でも分かりやすく簡単に解説いたします。
是非、最後までお目通しください。
FXとは
FXはForeign Exchange(外国為替)の略称であり、異なる通貨間の価格を利用して利益を得る投資。
例えば、米ドルが1ドル=130円の時に1ドルを購入し、1ドル=150円の際に売却をすれば差額の20円が利益となり、このような売買を繰り返し利益を上げます。
FXの特徴
FXの特徴としては、主に以下の3つが挙げられます。
- レバレッジをかけた取引ができる
- 平日の間は24時間取引ができる
- スワップポイントをもらえる
それぞれ詳しく解説していきます。
レバレッジをかけた取引ができる
FXには”レバレッジ”という仕組みがあり、これを利用することで実際の資金以上の取引が可能です。
レバレッジとは、少額の証拠金で大きな金額の通貨を売買する仕組みのことを指します。例えば、レバレッジ10倍の場合、10万円の証拠金で100万円分の通貨を取引が可能。
これにより、小額の投資で大きな利益を狙うことができますが、同時に大きな損失を招くリスクもあるため、慎重な資金管理が必要です。
国内では最大25倍までレバレッジをかけることができますが、初心者の方は過度なレバレッジを避け、5倍~10倍程度に留めておくと良いでしょう。
平日の間は24時間取引ができる
FX市場は、平日に限り24時間取引が可能。
これは、世界各地の主要な金融市場が異なる時間帯に開いているためです。例えば、日本市場が閉じるとイギリス市場が開き、その後アメリカ市場が開くという具合に、連続して市場が動いています。
そのため、投資家は自分の生活スタイルやタイムゾーンに合わせて取引することができるだけでなく、ニュースや経済指標の発表などのタイムリーな市場反応を利用できる機会も多くなります。
スワップポイントをもらえる
スワップポイントとは、異なる通貨間の金利差に基づいて支払われる利息のようなもの。
例えば、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ることで、その金利差に応じたスワップポイントを受け取ることができます。逆に金利が低い通貨を買い、金利の高い通貨を売った場合にはスワップポイント分の支払いを行わなければいけません。
スワップポイントは、保有しているポジションに対して毎日計算され、収益やコストとして口座に反映されます。
FXのリスク・危険性
FXは投資であり、利益が上がることもあれば損失を出してしまうことも。本章ではFXの代表的なリスクである以下の3点を解説いたします。
- レバレッジ効果による損失額の拡大
- 強制ロスカットによる損失
- 経済指標の発表による相場の急変動
それぞれ詳しく解説していきます。
レバレッジ効果による損失額の拡大
FX取引におけるレバレッジは、少ない資金で大きな取引ができる一方で、リスクも増大させます。
レバレッジを使用すると、市場が予想と反対方向に動いた場合、損失もレバレッジをかけた分だけ拡大します。たとえば、レバレッジ10倍で取引して市場が10%動けば、資金の100%に相当する損失が発生する可能性があるのです。
このため、特に初心者は高いレバレッジの使用を避け、リスク管理に注意を払う必要があります。また、資金の管理を徹底し、許容できる範囲での投資を心掛けることが重要です。
強制ロスカットによる損失
強制ロスカットは、投資家の口座の資金が証拠金維持率以下になった場合に、FX会社(ブローカー)が自動的にポジションを閉じるシステムです。強制ロスカットが行われると、投資家はその時点での損失を確定させることになります。
これは、さらなる損失を防ぐための措置であるものの、市場の急激な動きにより予期せぬタイミングで発生してしまう事も少なくありません。
したがって、ポジションを持つ際には常に維持率を確認し、適切なリスク管理を行うことが不可欠です。
経済指標の発表等による相場の急変動
FX市場は経済指標の発表により大きく影響を受けます。
各国の雇用統計やGDP、金利決定などの重要な指標が発表されると、市場は予想と異なる結果に対して急激に反応することがあります。
これらの発表により為替レートが急変動し、予期せぬ損失を被るリスクがあります。特に重要な経済指標の発表前後は市場が不安定になりやすいため、初心者の方はこのタイミングでの取引は避けた方が無難です。
国内のFX会社であれば、ほとんどの会社が経済指標カレンダーを公開しています。重要な発表等を事前に把握しておき、発表前にはポジションを精算しておきましょう。
FXの始め方
FXは以下の4ステップを踏むことで始めることができます。
- FX会社を選ぶ
- FX会社に口座開設を申し込む
- 審査完了後に郵送書類を受け取る
- PCやスマホから取引ツールにログインする
各ステップ毎に詳しく解説していきます。
1. FX会社を選ぶ
FXを始める第一歩は、信頼できるFX会社を選ぶこと。
会社選びでは、取引条件(スプレッドの狭さ、レバレッジの上限など)、取り扱い通貨ペアの多さ、手数料の有無、サポート体制の充実度などを比較検討しましょう。また、安全性を確認するために、金融庁の登録を受けているかどうかや、過去のトラブルの有無も調べることが重要です。
口コミやレビューも参考にしながら、自分の取引スタイルに合ったFX会社を選びましょう。「イマイチどれにすればいいか分からない」という場合には、デモトレード等で実際にツールを触ってみて、直感的に合うものにするとい良いでしょう。
2. FX会社に口座開設を申し込む
次に、選んだFX会社の公式サイトから口座開設の申し込みを行います。オンライン完結となっている会社がほとんどです。
申込時には、必要な情報(氏名、住所、職業、投資経験など)を入力し、本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)の提出を行います。
口座開設の申し込みは簡単で、数分で完了することがほとんどですが、誤った情報を記載しないように注意しましょう。
3. 審査完了後に郵送書類を受け取る
口座開設の申し込み後、FX会社が審査を行います。申請内容に虚偽等が無い限り、ほとんどの場合は審査に通過できますが、年収よりも想定投資額を多く設定していたりすると、稀に審査落ちとなってしまうこともあるため、注意しましょう。
審査が無事完了すると、口座開設に関する書類が郵送されます。この書類にはログインIDやパスワード、取引に関する重要な情報が含まれているため、書類を受け取ったら、内容を確認し、保管場所に注意してください。
また、何か不明点があれば、この段階でFX会社のサポートに問い合わせるのも良いでしょう。
4. PCやスマホから取引ツールにログインする
審査が完了し、口座開設書類を受け取ったら、PCやスマホに取引ツールをインストールし、ログインします。
多くのFX会社では、専用の取引プラットフォームを提供しており、デモ取引で機能を試すことができます。実際の取引を始める前に、デモ取引を使って操作方法を習得し、市場の動きに慣れておくことをオススメします。
また、ツールの使い方が分からない場合は、FX会社のチュートリアルやヘルプデスクを活用しましょう。
まとめ
本記事での重要なポイントは下記となります。
- FXは外国為替取引の事を指す
- FXはレバレッジをかけた取引ができ、少額から始めることができる
- FXは24時間取引することができる
- FXのレバレッジは大きな利益を生む可能性があるものの、損失も大きくなる可能性がある
- FXを始める際にはFX会社(ブローカー)で口座開設をする必要がある
正しい知識を身に着け、信頼できる会社で是非FXを始めてみましょう。