クレジットカードの審査とは?審査基準や審査内容について解説します

クレジットカードの審査_アイキャッチ画像

  • 「クレジットカードの審査ってどうして行われるの?」
  • 「クレジットカードの審査で見られるポイントって何なんだろう・・・」
  • 「クレジットカードの審査に落ちる理由って何なんだろう・・・」

この記事を読まれている多くの方はこのような悩みを抱えているのでは無いでしょうか。そこで本記事ではクレジットカードの審査について、何故行われるか・どういった要素が見られるのか・どういった流れで行われるのか・審査落ちする理由について解説します。

ぜひ、最後までお目通しください。

クレジットカードの審査は何故行われるのか

クレジットカード会社は利用者がカードを用いて決済を行った際、一時的に代金を立て替え、利用者は後日決められた日に利用した分だけの支払いを行います。

利用者が支払いを怠った場合、クレジットカード会社はその分の損失を抱えることとなります。

そのため、クレジットカード会社は利用者に対して「どの程度まで立て替えの枠を設定してよいのか」「そもそも枠を与えるに値する信用度があるのか」を審査し、判別する必要があります。

クレジットカードのクレジット(credit)とは”信用”を意味する言葉です。その意味の通り、クレジットカードは発行会社・店舗・利用者の三者における信用にて成り立ったシステムであり、必ず審査を行う必要があるのです。

クレジットカードの審査で見られるポイント

クレジットカードの審査の際、見られるポイントとしては主に以下の2点です。

  • 年収や勤務先など本人の属性
  • 信用情報

これらの情報を基に返済能力を判断し、クレジットカードの発行可否や利用上限額の設定を行います。

各項目毎に詳しく解説していきます。

年収や勤務先など本人の属性

クレジットカードの審査では、年収や勤務先などの本人の属性が重要な要素として挙げられます。

他には勤務先の企業規模や勤続年数、役職、家族構成等の項目もチェックされ、これらの情報を基に返済能力がどれだけあるのかを判断します。

信用情報

信用情報とはクレジットカードやカードローン等の利用履歴が取りまとめられたもので、「過去にきちんと返済が行われたか」等の情報が記載されています。

そのため、過去に支払いの遅延記録などがあると、審査に悪影響を及ぼし、審査落ちとなってしまうことも。

基本的には各サービスの契約終了から5年間は履歴が残る形となっています。

クレジットカードの審査に必要な書類

クレジットカードの審査にあたって必要な書類は下記の2点です。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書

それぞれ具体的にどのような書類が該当するかを解説いたします。

本人確認書類

クレジットカードの申込時には本人確認書類を提出する必要があります。これによって、カード会社は本人の身元を確認し、不正利用等を防ぐのです。

本人確認書類として使われる書類は主に以下のものが挙げられます。

  • マイナンバーカード (個人番号カード)
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 写真付き住民基本台帳カード
  • 身体障害者手帳
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 運転免許証
  • 健康保険証

各カード会社によって規定は異なりますが、基本的には顔写真付きの本人確認書類1点の提出が基本です。カード会社によっては顔写真付きでなくとも、本人確認書類2点の提出があれば問題無いとしているところもあります。

収入証明書

申込条件やクレジットカード会社によっては、収入証明書の提出を求められる場合があります。その際に利用できる書類としては下記のものが挙げられます。

  • 源泉徴収票
  • 支払調書
  • 給与の支払明細書
  • 確定申告書
  • 青色申告決算書
  • 収支内訳書
  • 納税通知書
  • 納税証明書

大抵の場合、クレジットカードの申込において収入証明書の提出を求められることはありません。しかし、キャッシング枠の設定を高額で希望している場合には、ほぼ確実に提出を求められると言っても過言ではないでしょう。

キャッシング枠の利用については審査の難易度を上げるだけでなく、審査期間も長引いてしまう可能性があります。使う予定が明確に無ければ、基本的には希望無しや少額に留めておくことをオススメします。

クレジットカード入会審査の流れと期間

クレジットカードは申込を行ってから1週間~3週間ほどで審査が完了し発行されます。発行されるまでの流れは下記の通り。

  1. 必要書類を準備する
  2. 入会申込を行う
  3. 入会審査を行う
  4. クレジットカード発行

入会審査の際、場合によっては勤務先への在籍確認が行われることもあります。在籍確認が取れない場合、審査が長引いてしまうこともあるため注意しておきましょう。

ポイント:クレジットカードによっては最短即日で発行できるものもあります。申し込み後に指定の店舗で受け取るかデジタルカードとしてカード情報だけ受け取るかの2種類が基本的な受け取り方法です。

クレジットカードの審査に落ちる理由

クレジットカードは申込をしたからといって、必ずしも発行されるとは限りません。先の通り、審査の上で返済能力が基準に達していないと判断された場合には、審査に落とされてしまうこともあるのです。

では、どのような場合にクレジットカードの審査に落ちてしまうことがあるのか。本章では代表的な理由を以下の3点ご紹介します。

  • 信用情報に傷がついている
  • 本人の属性がカード発行基準に満たしていない
  • キャッシングの借入が多い

それぞれ詳しく解説していきます。

信用情報に傷がついている

クレジットカードやカードローンを利用した際、支払い遅延や未払いをすると信用情報にその記録が残されます。また、債務整理や任意整理などの情報についても同様です。

こうした金融事故を過去に起こしている場合、返済能力が低いとみなされ、審査落ちとされてしまうことがあります。

本人の属性がカード発行基準に満たしていない

クレジットカードはカードや発行会社毎に審査基準が異なります。

各カードで公表されている申込条件は基本的に年齢や収入の安定性を問うもののみですが、裏側では年収や勤務先の企業規模等の要素をスコアリングし、総合点が基準に満たしているかどうかを判別しています。

そのため、申込条件を満たしているかどうかは最低限チェックし、その上で自分と似た属性の人が審査通過しているかどうかを口コミサイト等で見ておくと良いでしょう。

キャッシングの借入が多い

カードローン等のキャッシングサービスにおける借入が多い場合、返済能力が低いとみなされ審査に落とされる場合があります。

キャッシングには総量規制と言って年収の3分の1までを借入上限とする法規制があり、この上限に近ければ近い程、審査は不利に動くでしょう。

そのため、なるべく残債を減らした上で申し込むことをオススメします。

まとめ

本記事の重要なポイントは以下の通りです。

  • 審査を行わないクレジットカードは無い
  • 審査の際には本人の属性や信用情報をチェックされる
  • キャッシング枠の設定を希望すると収入証明書の提出を求められる場合がある
  • カードの発行には1週間から3週間程度要する
  • 信用情報に傷がついていたりすると審査落ちとされてしまう場合がある

是非、本記事を参考にしていただき、ご自身に合ったクレジットカードを探してみてください。

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